(002)理想と現実のデッドヒート |「住めば都」の裏側にあった、ビビりな私の損得勘定

コラム

前回は、私の移住の原点にある「広い庭での鬼ごっこ」への憧れをお話ししました。

今回は、その理想を形にするために、私がどのような「現実的(かつ小心者)」な計算をしていたのか、その舞台裏を公開します。

「仕事は変えたくない」という、ビビりな私の大前提

車で通勤する

移住といえば「脱サラ」や「起業」を連想する方も多いかもしれませんが、私は違いました。 私は根っからの「ビビり」です。生活の基盤である仕事を捨てる勇気はありませんでした。

「職場まで車で30分圏内。給与もキャリアも今のまま。でも、生活空間だけを劇的に変えたい」

そんな、いいとこ取りのわがままな条件が、私の移住の絶対条件でした。

「そこそこ」個人としてのメリット・デメリット対比

移住を検討する際、私は自分なりにメリットとデメリットを天秤にかけました。一般論ではない、当時の私の本音です。

メリット(得たかったもの)デメリット(不安だったこと)
① 仕事を変えずに済む: 車で30分。生活のリズムを壊さない。① 物件・土地が絶望的に少ない: そもそも家を建てる場所が見つからない。
② 人間関係の継続: 友人や同僚と離れすぎず、孤独にならない。② 地域の空気が見えない: 外からでは「本当の居心地」が分からない。
③ 静寂の確保: 隣人の生活音が届かない、圧倒的なプライベート空間。③ 溶け込めるか不安: 異分子として村八分にされないか、ビビりゆえの恐怖。

土地がない!「田舎=家が余っている」の誤算

地方移住のイメージ

「地方ならどこでも家が建てられる」というのは大きな間違いでした。 新築を希望していた私にとって、最初の壁は土地が見つからないこと

郊外よりさらに田舎に行くと、そもそも建物を建てられないことや、土地がないことに気がつきました。

条件に合う利便性の高い土地はなかなか市場に出ず、ようやく見つけても、そこがどんなコミュニティなのか、ビビりな私は不安で仕方がありませんでした。

「場所選びで失敗したら、人生が詰む……」

そんな恐怖が常に隣り合わせでした。

私を救った「インサイダー情報」

相談する人

そんな私の背中を押してくれたのは、幸運にもその地域にすでに住んでいた「友人」の存在でした。

ネットの不動産情報では絶対に分からない、「あそこの地区は付き合いが楽だよ」「あの地区は移住者が結構いるよ」という生の声。

この情報があったからこそ、ビビりな私は「あまり深く考えすぎないようにしよう!」と自分に言い聞かせ、最後は勢いで判を押すことができたのです。

結び:小心者だからこそ、選べる道がある

当てのない道のり

結局、私は「失敗したらまずい」という不安を抱えたまま、最後はエイヤーで飛び込みました。

でも、それで良かったのだと今は思います。

仕事を変えず、人間関係を維持したまま、住環境だけを変える。そんな「そこそこ」なリスク管理こそが、私のようなビビりが新しい一歩を踏み出すための、唯一の正解だったのかもしれません。

以上、最後までご覧いただき、ありがとうございました。

著者プロフィール
そこそこ

40代共働き、子供2人。地方移住歴10年以上。地方都市通勤×田舎暮らしのリアルを更新中。自由を手に入れるため、資産形成と自分磨きを現在進行形で実践しています。10年の失敗から学んだ「そこそこ流の最適解」を、これから移住を考える方へ届ける応援団。完成された成功談ではなく、理想へ近づくまでの「試行錯誤の過程」をそのままお届けします。

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